「子供が生まれたら、どんなに幸せな毎日がまっているのか。」
「子供と一緒にあれもしたい。これもしたい。」
そんな夢いっぱいを想像していたものの、いざ、子供が生まれてみると、現実はまったく違い、毎日が不安だらけの日々で悩みは尽きないものですよね。
すると「私だけが悩んでいるのではないか。」とさらに悩みや不安が大きくなるばかり。
そこでママたちが、どんなことで悩んでいるのか、悩みとその解決のヒントをご紹介させていただきます。
Contents
子供の叱り方
まずは、子供の叱り方から。
育児で悩んでいる人が多いのが、叱り方なんです。
子育てを始めると、子供を「叱る」という場面が以外に多いことに気づかれることでしょう。
中には、一日中叱ってばかりのママさんたちもいらっしゃいます。
でも、あなたの叱り方、本当に適切な叱り方ですか??
「叱り方がわからない」でも「叱らないわけにはいかない」というのは、あなただけでなく、多くのママが持つ悩みです。
お子さんが悪いことをしたら、叱らなくてはいけない。
それは、子供が憎くてやっているわけでなく、子供の将来を思うからこその愛の鞭ですよね。
でも、正しく、適切な叱り方をしていなければ、どんなに親が正しいことを言っていたとしても、子供の心には響きません。
じゃあ、正しい叱り方って何なのさ。
それは、子育てや教育に携わる人たちにとっても難しい課題の1つです。
叱り方や叱るときのタイミングについては、多くの経験やテクニックが必要となります。
まず、叱るときは、次のことを認識していることが必要です。
◯「叱る」と「怒る(いかる)」の違いは分かっていますか?
「叱る」は、ママの立場や都合などは一切含まれていません。
叱るとは、穏やかに行われる教育的な注意です。
その一方、「怒る(いかる)」は、ママやパパの都合や立場にもとづいて生じる感情です。
実は、怒る、というのは、子供の言動や行動を操作しようとするときに生じる感情であることが多いんですよね。
この結果、「怒り(いかり)」は子供を操作するために、「怒鳴る(どなる)」などの行動を連鎖的に引き起こしてしまいます。
◯子供はママの一部ではない、と理解する
子供は、ママの一部ではありません。パパの一部でもありません。
確かに、愛しい我が子ですから、愛しく思うあまりに、お子さんをママの一部のように考えてしまいがちです。
でも、子供は子供。
ママやパパではありません。
そんなの当たり前じゃない。
そう反論する人もいるでしょう。
でも、意識は無くても、ついつい混同してしまうことってありませんか。
だって、そのように考えていないと、とてもすることができないのが子育てというものじゃありませんか。
でも、繰り返します。
子供は、ママの一部ではありません。
ママの一部ではないので、当然、ママと同じ感じ方をすることはできないし、子供には子供の感じ方や考え方があります。
もし、ママの中に「怒り」の感情が現れたとき、子供は自分とは違う一人の人間なんだ、と思い直し、その怒りを表に出すことをストップすることが必要です。
そのためには、ママの立場ではなく、子供の立場になって考え、その気持ちを理解することが重要となります。
仮に、子供の行動や気持ちを理解することができなかったとしても、子供がどうしてママのいうことを聞かなかったのか、どうして、わがままを言ったのか、を考え続けるように心がけましょう。
それは、子供を一人の意思をもった人間として、その人格を尊重することにつながるんです。
◯言われたことをすぐに忘れて、何度も同じことを繰り返すのが子供
人の脳は、およそ2歳で大人と同じような大きさと機能をもちます。
でも、その脳はまだまだ未発達です。
子供にとって、知識も経験もないため、世の中のすべてが未知のもの。
だから、当然、これをやったらどうなるか、という想像なんてできません。
やること為すこと初めて尽くしなものだから、子供は、同じことを何度も何度も繰り返します。
でも、そのトライ&エラーは子供の成長にとって、とても重要なことです。
大人目線で見れば、すぐに結果が想像できることでも、子供たちにとっては違います。
たくさんの実験と失敗を繰り返して、経験と知識を身に着けることで、大人のような適切な判断や行動ができるようになります。
効果的な子供の叱り方「叱り方」のポイントとは
最初に「やりかた」、「注意するポイント」などを説明する
大人と子供には、理解力やできる範囲に大きな隔たりがあります。
だからといって、最初から子供にはわからない、できないなどと決めつけないでください。
大人と同じように理解できなくても、子供には子供なりの理解の仕方があります。
自分で理解し、納得をすることが子供にとって重要です。
そこで、ママがこうして欲しいということがあったなら、はじめにそのことについて、わかりやく丁寧に説明して、子供に理解させてあげてください。
同じ目線、立場に立って注意してあげる
子供を叱るとき、同じ目線・立場に立って注意することが大切です。
これは、
・ママが子供の立場になって子供の言動を考えてみる
という、二つの大きな意味があります。
子供の立場になり、子供の目線から見てみたら、子供の言動が理解できた、ということってありませんか。
子供を注意するときは、自分の考えを押し付けるのではなく。相手の立場になって、こうしたらより良くなるということを教えてあげましょう。
褒める、褒める、注意する、そして褒める
これは“サンドイッチ法”などと呼ばれる方法です。
経験があるママさん、パパさんも多いと思いますが、人は自分を認めてくれる人の意見は聞くものですよね。
だから、まずは褒めて認めてあげなさい、ということになります。
脳科学から言いますと、海馬と言われる好きと嫌いを判断する場所をどうすると揺らすことができるのか、ということを考えたとき、このサンドイッチ法が生まれました。
この方法は、効果がある上に、やり方はすごく簡単。
子供に何か注意したいところがあったら、そこをすぐに指摘するのではなく、まず「あなたのことを認めている。」、「あなたのことを素晴らしいと感じている。」ということを伝えるため、最初に子供の良いところを2つ挙げて、褒めてあげましょう。
そして、「でもね、◯◯ができるようになったらもっと素晴らしいと思うけど。」と注意する部分を指摘します。それから、最後に別のところを褒めてあげましょう。
大人の見栄や都合を押し付けない
「本当は今注意しなければならないけど、時間がないからあとにしよう……」とか「別にそれほど悪いことだと思わないけど、他の人の手前注意しなければいけない」とか「私にはできないけど、子供にはこうなってほしい」などは、すべて大人の勝手な見栄や都合でしかありません。
実は、このような見栄や都合を、子供は大人が思う以上に敏感に感じ取っているんですよね。
子供を叱る時、注意する時には、愛が伝わってこそはじめてママの言葉を信じてもらえるというものです。自分の見栄や都合でお子さんを叱った場合、当然ですが、お子さんの心にも響かないでしょう。
ママは子供のことを愛しているのが当然。
そう思っているママさんも多いのですが、子供の立場から考えると、実は、伝わってないこともあります。
子供は、ママに愛されたい、もっと愛してほしい、と不安でいっぱいなんです。
だから、決して、見栄や都合で子供を叱ってはいけません。
大人の都合や見栄は、子供への愛ではありません。
いつもこれを認識して叱るのは、簡単に思えて実は大変むずかしいことです。
でも、常に子供を第一優先に考え、一杯の愛で包んであげることが大切です。
子供の将来について
子供の未来や将来を考える時「この子の未来に幸せなことが待っていますように」と望むのが親という生き物です。とはいえ進路などを考える上で、家庭の経済状況などとも切っても切り離せないのもまた事実ですよね。
そこで子供の将来について、親のできることをここでは紹介します。
5歳までにできること
スポーツや芸術、勉強などにおいて「天才」と言われるようなお子さんがいます。
最近の研究において、天才児たちは、遺伝よりも5歳までの過ごし方に大きく影響を受けていることがわかってきました。
人は脳の働きの違いで、できるものとできないものに違いが生まれます。これは、脳の中にある神経伝達経路であるシナプスの結びつき方に大きく左右されるからです。
そこで、もしも将来ある分野で天才的な力が発揮できるようなお子さんに育てたいと望むのでしたら、生まれてから5歳までの間に、それらの脳を育める刺激を脳に与えるようにしてあげましょう。
最近では、幼児教育によって、お子さんが小さいうちに質の高い教育を受けさせてあげることが注目されています。
実は、子供の教育への投資は、子供が小さいときに質の高い教育を受けさせてあげた方が、中学校、高校、大学で質の高い教育をさせてあげるよりも効果やリターンが大きいというデータもあるんです。
当サイトでは、口コミでも評価が高い幼児教室を紹介、解説してますので興味のある方は参考にしてみてくださいね。
12歳までにできること
脳の発育は、およそ9歳〜12歳までのゴールデンエイジと呼ばれる時期に、将来その子にできる範囲が決まるといわれるほど、さまざまなことを吸収する段階になります。
考え方には様々ありますが、中学受験をされる保護者の方々は、この時期に勉強の基礎やいろいろな考え方を教えることが、将来の学業や受験に役立つと考えている方が多いです。
また、この時期に、日ごろから自発的に学んでいくことを習慣化させられれば、お子さんの将来の給与や地位が期待できるだけでなく、意欲ある学びによって、塾や通信楽習に頼らずに学問を修めることも可能となるでしょう。
この時期はお子様の将来に対して、一つ目の大きなハードルとなる大切な時期であり、真剣に悩むときであることをご理解しておきましょう。
14歳までにできること
子供の人格が形成されていくこの時期は、お子さんの能力もほぼ固まってくる時期です。
体の発育から考えますと、心肺系と筋肉の向上は、この時期から始まります。
この期間は、同時に、将来の職業や生き方に対して、地に足の着いた勉強方法や進路の考え方を親子一緒になって思案する時期です。
子供のストレスについて
ストレスの要因は寒い、暑い、狭い、眩しいなどの外的要因と、不満、怒り、悲しみなどの内的要因によっておこるものと考えられています。
またストレスは、すべてが悪いものではなく、程よいストレスは、思考を活発にしたり、安全への配慮をしたり、健康に生きるために必要不可欠のものだとされています。
子供の場合、これらの大人のストレスの要因とされるものの他に、パパやママのストレスを敏感に感じ取り、自分自身のストレスにしてしまうことがあります。
他にも、パパやママとのコミュニケーションを上手にとれないことからストレスが生じることもあります。
子供にストレスを感じるなと言ってもなかなか難しいお話ですが、ストレスを感じているということは、逆に考えると親子の絆を深めるチャンスでもあります。
そこで、できるだけ子供のことをよく見て、泣き出す前にストレスの原因を解決してあげる。
あるいは、泣いたらあやすという考え方から、ストレスの原因を想像して、解決をしてあげると言う考え方に変えるだけで、親子の絆が深まり、結果的に学力が上がり、自立心が高まるという大きなプラスに変えることができるのではないでしょうか。